ティムとの対話

今日、皆さんと一緒に探究していきたい最も重要なメッセージは、
あなたはすべての瞬間において、あなた自身の魂を形成しているということです。
他の生命体と人類の違いは、私たちは自分たちでどのように魂の形成を行なっていくのかを選択することができるということです。
しかしながら、あなたはすべてにおいてパワフルで、思うままに選択できるという訳でもありません。
わたしたちは私たちの過去や集合体の過去に制限されています。
しかしそれでも、私たちはどのように魂を作り上げるのかを選択することができるのです。
そして、私たちの個々の魂の個性を創造することで、私たちはワンネスに目覚める、より強力な基盤を生み出すことができるのです。
ワンネスに目覚めるにつれて、普遍的な善意が現れてきます。
私たちはこの普遍的な善意を世界や自分自身にも、もたらすことができるのです。

わたし自身のことを言うならば、年齢を重ねてきた今、自分はなんて愚かなんだろうと悟りました。特に若い頃の自分は(苦笑)。
とは言っても、このことを悟るのに、これほど時間がかかったことにわたしはいつも恥ずかしい思いをしています。
自分が愚かだと悟ったのは、わたしの中に内在する自分自身の過去を、目覚めるにつれて新しい視点から観ることができるからです。
進化していくためには、自分が愚かだと思う気持ちとも上手に付き合っていく必要があるのです。
そして、自分にとって厳しい自問もできるようにならなければなりません。

わたしたちが物事について考え、私たちが誰であるのかを創造していく選択をするとき、この選択か、あの選択かと選ぶことができます。
そして、わたしたちが選択したものがわたしたち自身を作り上げていくのです。
しかし時には立ち止まって、さらに深く内省する必要があります。
これかあれかという選択についての内省だけではなく、この選択をする根拠についてあらためて問いかけ、内省する必要があるのです。
わたしたちは常に、無意識的にこうだと前提して選択していたことを、すべて意識的にしていく必要があるのです。
しかしながら、それはとても難しいでしょう。
なぜなら、無意識的に行っていることだからです。
それが意識的になっていくと、あなたは多少なりともショックを受けるでしょう。

そして、もう一つ、皆さんと分かち合いたい鍵となるメッセージがあります。
生きるということは大変です。
最近のスピリチュアリズムは、どういうわけか人生は気楽であるべきだという通説があります。
人生は時に気楽で、時には実に困難です。
それが現実であり、現実が変わるとはわたしは思えません。
しかしながら、わたしたちが進化していくと、わたしたちは新しい段階へと移行していきます。
わたしたちはすでに現実となったすべてのものに対応できるようにならなくてはならないのです。
どれほど世界がこうなって欲しいと願ったとしても、現実はあるがままです。
わたしがどれほどあの人やあなたのようになりたいと願ったとしても、私は私というのが現実なのです。
したがって、魂の形成にわたしたちが意識的に携わっていく最初のステップとなるのは、
"すべてをあるがままに受け入れる"という根本的な受容/ラディカル・アクセプタンスです。
これは受け身ではなく、意識的に魂を形成していく始まりなのです。

わたしが皆さんにお伝えしようとしていることはこういうことです。
わたしたちは宇宙から切り離されて漂っている個人で、
ただ生きて死んでいくだけで、わたしたち一人ひとりの人生には意義がないという存在では決してないのです。
わたしたち一人ひとりがユニークな宇宙の表現の一つであり、わたしたち一人ひとりの人生は重要なものなのです。
あなたになるまで宇宙は140億年もの年月をかけてきたのです。
様々な制限や、自分自身で好きじゃないところがあなたにはあるかもしれませんが、それでもあなたは類稀な存在なのです。
あなたは認識することができ、内省することができ、選択する能力を持っているのです。
これらは並外れたことなのです。
あなたは過去から為るものの、過去に制限されているわけでもないのです。
なぜなら、あなたは未来に向かって開いていくことができるからです。

ユニビジュアルのモラルとは何でしょうか。
一言でお伝えすると、それは普遍的な善意と個人の責任です。
普遍的な善意だとお伝えするのはなぜかというと、
自分自身が誰とも、そして、何事とも切り離されてはいないと認識すると、
そこにあるのは愛であり、この愛ですべての人やすべてのことと繋がるからです。
それではどこにその愛、つまりその善意を生かすことができるのでしょうか。
ティムは世界全体を引き受けることはできません。
世界は大き過ぎます。
しかしながら、ティムは宇宙と個の関係性を持っています。
つまり、個の責任と個の人生がわたしにはあるのです。
それはもちろん、自分の妻や子供をケアしたり、周りの人達を助けたりするということでもありますが
個としての責任でとても重要なことは、自分自身の魂の形成に責任を持つということです。
それはわたしの過去やわたしのワンネスとの関係をまさにあるがままに受け止め、
それらをわたしができる最善の方法で変容させていくということなのです。
これはわたしたち皆にとって大きなチャレンジでしょう。
ですから、わたしたちはお互いが必要であり、お互いに支え合ってこのチャレンジに取り組んでいくことが大切なのです。

スコットさんのお見舞いのセッション2020年6月

2020年4月に開催したティムのオンライン・リトリートに参加したスコットさんが、リトリート後に、がんの放射線の治療のために入院したので、入院中の彼へのお見舞いをオンラインでの集いという形で行いました。
この集いはユニヴィジュアルについてわかりやすい流れになっているため、スコットさんのご快諾を得てここに再現させていただきます。
彼はその後、退院してMRI検査を受け、”がんは見られない”という診断を得ました。スコットさんの朗報に心からの祝福と喜びをこめて。

(ティム)
皆さん、ご存知だとは思いますけれども、礼子さんが、今回このセッションを考えたのは、私たちの兄弟であるスコットが、かなりの旅路をしているということで、彼が、自分の体験を私たちに分かち合ってくださると思うんですけれども、彼の体力がどのくらい保てるかはわからないと思うんですが、早速、スコットさんに分かち合っていただきたいと思います。スコット、私たちは、あなたに、愛とサポートとヒーリングのエネルギーを送りながら、耳を傾けます。

(Scottさん)
こんなに皆から注目を得て。ほんとに驚くような5週間でした。

おかしなことに聞こえるかもしれませんが、私は自分のがんに感謝しています。デビィーが教えてくれているようなことを、私は毎日やっています。
私にとっては、この身体と繋がるということは、本当に大切なことです。私たちは、便宜上、ボディ、マインド、スピリット、サイキ、とか名前で呼びますけれども、それはすべてここにある、そんなに分離できないわけです。
私は数学の微分積分のことを考えていました。関数指標とかグラフを理解するためには、ぶつ切りにして見ていかないと理解できないわけです。
ですから、理解するためには、そういうふうに分けていくことも大切ですけれども、何より全体だと思うんです。

前回皆さんとお会いした時から、わたしは自由落下/サレンダー、ゆだねているという感じもあります。
チベットの風変わりなお坊さんトリッパーという方がいらっしゃるんですけれども、彼がこんなことを言っています。「あなたはパラシュートなしで飛行機から自由落下で飛び降りたんだ」と。
それはとても悪いニュースに聞こえますが、その一方で良いニュースと言えば、自由落下には着地する”地面というものはない"、つまり、ゆだね続けるということなんです。そういった意味で、私は自由落下というゆだね続けることをやっているのです。

しかし、地面があるような感覚を私は発見しました。私はただただ自分が生きているということに掴まっているんです。それしか私にはわからない。それを私はわかっている。私は完全に理解できていないし、自分が誰かもわからない。でも、自分がわかっているのは、生きている、っていうことです。それで充分だと思うんです。そういう感じでいます、今もずっと。毎日がある、毎瞬がある、それだけで充分だと。この人生の旅で、私が行き着いたことは、生きている、ということです。

一年くらい、ずっと入院しなければいけないということを言われたとしても、それでもいいと私は思うんですね。私は、それにサレンダー/ゆだねます。ですから、毎日が完結しているんです。
ティム、デビィー、皆も、助けてくれている。
私は、今、こういう気持ち、こういう状態にある、それに、とても感謝しています。ですから、私は安らいでいるのです。
長々と話すこともできるけれども、ティムにお返しします。
でも、こういう状態に私はいるんです。

(ティム)
スコット、ありがとう。ほんとに、ほんとに、本当の気持ちを誰かと分かち合うときは、実に心に響きますよね。
人生は、いつもリアルだけれども、あるときに、本当にそのリアルさを実感するんです。スピリチュアリティーの世界では、目覚めとかいう話をしますけれども、ときには、それはある意識状態というふうな、テクニカルな見方で見られます。

でも、私に言わせれば、目覚めというのは、それは本当に人生がリアルな状態になったとき、それに気づいたときだと思うんです。もっと正確に言えば、私たちの注意が、ある人生の部分に向けられる。そのときに、今まで意識していなかった重要なことが、本当に明白、明らかになってくる。そういうことが起きたときに、「あっ!」と言って、目覚めるんです。それは、まるですごいいい映画を観て、その中に没頭して、終わってから、「あっ映画だったんだ」という、ハッとするようなことですよね。

スコットの話を聴いて、私が思うのは、本当にお互い無防備に、本当のところを語り合う、ということの素晴らしさです。

ですから、皆さん一人ひとり、私たち一人ひとり、ここで時間をとって、本当にそのシンプルな、生きているという感覚につながってみたらどうでしょう。それは、最も身近なところにありながら、最も神秘的なことなんです。生きているってところから、すべての探究が始まり、そこに回帰するわけです。

今、スコットがいる状態ーー私たちは人生に身を置いています。人生は甘くもあり、苦くもあり、そういった状況の中で、私たちは旅路をしているのです。この状態で、お互いとつながり合いましょう。ここをスタート地点にしましょう。

(省略)
スコットの話からも明らかであるように、最終的には、自分が存在している生きている、というところがスタート地点なのです。

ですから、最もシンプルな質というのは、存在しているビーイングなのです。その質というのは、すべてが共通に持っている質です。
存在というのは、それ自体でもあるワンネスと関係性を持つワンネスなのです。つまり、存在するすべてのものは、それ自体でもあるワンネスと関係性を持つワンネスそのものなのです。あなたも私もそうです。ワンネスとの関係を持っている存在なんです。ワンネスとの関係を持っているということを認識するプロセスというのが、進化のプロセスなんです。

私は住んでいる近くの野原を歩いていたとき、ある体験をしました。その体験でユニビジュアリズムとは何かということを直感でわかったわけです。それは、ワンネスだったんですけれども、これまでとは違うものだったんです。
私が今から説明することで、皆さんも、自分の体験として落とし込んで感じてみてください。

あらゆるものとして生じている存在のワンネスがあることにわたしは気づきました。
基本的に、私は、そして、すべては、その深いワンネスなのです。

しかし、ワンネスはあらゆるものとして生じているのです。それは思い違いではありませんでした。それは夢ではないんです。それはリアルなものなんです。
この世界の、本当に驚くようなことというのは、世界はリアルなものだ、ということなんです。あなたの身体の驚くべきことというのは何かと言えば、身体はリアルだということです。あなたのサイキ魂の驚くことは何か、サイキはリアルだということです。

そして、理屈抜きにワンネスが現れたという、これらの認識は、ほんとに圧倒的でした。肉体をもって存在しているという愛、野原と一体となって存在しているという愛、それは、神と一体となるレベルの愛まで拡がっていくものなんです。
だから、私は決してワンネスの外にいたわけではなく、その存在の中にまで浸透して浸み込んでいったわけです。

今、感じることは(以前、私が話していたこととは)違うんです。
皆さんに、私が言いたいことは、それは伝統的な従来のメッセージではないんです。
「ロブ、あなたは本当はロブじゃないんだよ」と言っているわけではないんです。「ロブ、本当はあなたじゃないんだ、目覚めなさい」ということではなく、その真逆のことを、私は言いたいんです。

私が言いたいのは、「ロブ、あなたは本当にロブなんだ!」「本当に宇宙がロブになったんだ、すごいじゃないか!」って言いたいんです。そして、それは間違いじゃないんだよ。
あなたのユニビジュアリズム、これこそがポイントなんです。

私たち皆が、ワンネスとひとつであり、ワンネスとの関係を持つワンネスなんです。それこそがミラクルなんです。
そして、個であることは、私たちがより大きなものに目覚める、その土台なんです。個か土台なんです。個を通して、わたしたちは目覚めていくのです。個は基礎土台ですから、しっかりしたものでなければならないわけで、(幻想というように)個が消えて無くなってしまっては困るわけです。そして、人生の旅を歩んでいくためには、強さも個には必要とされます。

ですから、本当にこのことがわかると、クレイジーなことを言い出すわけです。スコットが言ったような「がんにありがとう」というようなことです。

このような全体像がわかっていなかったら、「がんにありがとうって言いたいんだ」なんて言うと、「えっ?」って思いますよね。
でも、スコット、あなたが言ったことを私たちは深く理解したんです。本当に深遠なことをあなたは語りました。あなたはがんを自分で選んだというわけではなく、個人の旅路なんです。ですから、こういった理解が、私たちの目覚めの体験に影響を及ぼすのです。わたしたちの体験を変えるのです。

(一部省略)

そして、私にとって大切だと思えることは、私が自分のスピリチュアルな道を歩み始めた12歳のときの目覚めの体験を、”宇宙/全体性とひとつであり、相互の関係性に目覚めた個”という、このユニヴィジュアルのフィロソフィーは本当によく説明してくれるんです。
その体験というのは、実際に、あらゆるものの存在に浸透していった体験なんです。そして、自分を超えたより大きなものと繋がる体験。その、より大きなものとは愛だったんですね。

(一部省略)

質問:Tさん
ティムが言ったことや、さっきの体験を、自分なりに表現してみると、ユニビジュアルというのは、自分はあくまで存在している、自分の存在からスタートする。
自分は存在していて、いろんなものとの関係はあって、自分は失わないでいる、その関係性が拡がっていく、ということを言っているかなという気がしました。
その一番大きな拡がり、自分を失わないで、いろんなものとの繋がり関わりが拡がっていく、その一番大きなものがワンネスであり愛だ、と言っているように感じました。

これまでの伝統的なスピリチュアリティーとの違いは、自分がそもそも存在していないから、自分が消えてしまうんだ、無いんだというところからスタートしているのか、ティムの言うユニビジュアルのように、自分がいて、自分がいたままで、人であったり物との関わりが拡がっていくところが違うのかな、という気がしました。

その繋がりであったり、関係性ということの方に、より重点が合っていく、置いてあるような感じがします。大乗仏教でいうところの空(くう)という概念との繋がりがすごくあるなあという気はしました。ただ、そこが拡がっていくと、最終的には、ひとつを、自分でありながら感じることができるのかな、という気がしました。

(ティム)
まず、古代の伝統的な考えというのは、非常に深遠なものです。聖者たちが瞑想を通して行き着いたところは、無形のワンネスがあるということですね。形を超えた無形の次元があると。そして、ゆっくりと段々と、近代の量子物理学が、そのような現実を提唱し始めてもいます。

ただ、私に言わせれば、よく間違われるのは、より根本的なものが、リアルなものだというふうに囚われることなんです。ですけども、この進化のプロセスの見方というのは、すべてがリアルだ、すべてが現実なんだ、という見方なんです。

私は、いろんな科学をベースにした会合に行ってますけれども、私たちが体験しているものは、すべてマインドが創り上げたものだ、という見方なんです。幻想だというわけです。そして、実際に、これは素粒子だというわけです。そして、私自身もそういったスピリチュアルな会議で言うわけです。そういうスピリチュアルな会議で、あなたの体験している世界というのは夢のようなものだと、それは見かけだというように言うわけです。

でも、私が子どもの時に体験したことを思い出してみると、実際に、子どものときには、この世界はリアルだと思いませんか。より根本的なものがリアルなものではないわけです。

そして、大きな大きな存在にまで行き着いてみると、そこにはワンネスしかないわけですよね。そして、その中には、基本的な原子とかが現れ出てきているわけです。でも、その原子さえも、最近では、それは波動だということがわかってきて、それは世界に蔓延しているということです。ですから、あなたの身体の一つ一つの原子がバイブレーションで、それは、宇宙に拡がっているもの、宇宙にあるものなんです。そして、そのくらい幻想的なところにいくと、すべて物体はないわけですよね。

しかし、その幻想的な波動の世界では、こういうものを生み出したわけです。そして、そのどのポイントにおいても、すべてが宇宙が宇宙自身に関係を持っているものなんです。ですから、あなたが、そして私たちが体験しているのは、人間の身体を持った存在が、宇宙が、関係を持っている、ということなんです。そして、それは、本当に素晴らしいくらいリアルなものなんです。

そして、この目覚めも同じなんですね。すべてワンネスだという気づきなんです。

ただ、(瞑想の深い境地の)サマーディの状態に行ってしまうのではなく、たしかにサマーディ三昧の境地は素晴らしいんですけれども、この次元も素晴らしいわけです。
それがどんな違いを作るかというと、あなたにとっての目覚めは、他の人にとっての目覚めとは違うものかもしれません。
私たちのグループは、目標としていることは、瞑想の深い境地に行ってしまうということではないんです。

あなたは、宇宙であり、あなたという特別な方法で探究している宇宙なんです。あなたも、私もユニークな存在で、この体験をしている宇宙なわけですね。違いがあるわけですから、目覚めの味わいとか性質というものも、違いはあり得るわけです。

でも、従来のスピリチュアルリズムというのは、先生がいて、その先生が皆、私のような体験をしなさいという教えを提供しているんだと思うんですね。

でもその代わりに、先生のような境地になることを学ぶのではなくて、どうしたら、お互いがユニークに進化していくために、お互いをサポートし合えるか、ということです。どうでしょう。
私の言っていること、わかっていただけるでしょうか?

(ルイさん)
"わたしたち"というのは、ワンネスということなんですけれども、自分というのは、宇宙に統合されているものなのか、それとも個ということで別のものなのでしょうか。

(ティム)
いい質問だと思います。
ルイはちゃんと理解できていればなんですけれども、その両方とも正なんです。
まず、私がこの身体を体験しているときというのは、五感の感覚があるわけですよね。
それは、宇宙全体を体験することとは、また全然違うわけです。
また、宇宙全体をイメージさえできないわけですよね。
今のいる部屋とか、歩いている野原を感じることはできるけど。

ですから、ティムというまず身近なものがあるわけです。
ワンネスと繋がった感じというのは、ティムはティムなんだけれども、ワンネスの一つのバージョンというような感じがするわけです。
だから、言葉としては、浸透するという言葉を使ったわけです。
そうすると、浸透しているから、私はもうそれであるという感覚があるわけです。

そして、わたしはルイ、わたしはティム、ということで、その “わたし” というのは同じかもしれないけれど、特殊な表現なわけですよね。
ティムという特殊な表現、ルイという特殊な表現、があるわけです。
そして、そのすべてがリアルであるというのは、それなりの特殊な質を持っているからですよね。私も特殊な質を持っているし、そして核も特殊な質を持っている、だからこそ存在している、ということですよね。
どうでしょうか、答えになりますか?

(ルイさん)
“わたし” ということですけれども、ティムという “わたし” と、ルイという “わたし” の体験はあるけれど、それぞれが特殊なので違うんですよね。そうということを言っているんですよね。

(ティム)
違う質なんだけれども、ティムというそれを拡大していくと、カップにもなるし、椅子にもなるし、ということですよね。

(ルイさん)
“わたし”ということですけれども、何か参照するようなものはあるんでしょうか?
なんか、こういう体験とかいうかね。

(ティム)
これは約束できませんけれども、こういう実験をしてみたらいいんじゃないでしょうか?
従来の方法というのは、非常に難しいと思うんですよね。すべてが現れ出てくる、空(くう)、それになってみてください、という、それってなかなか難しいことではないですか?

ここで、私が言っているのは、本当にすべての存在に注意を向けてください、意識を向けていってください。実際に、すべての質という存在があるんだ、それにフォーカスしてみていってください。個というあなたにも、その存在という質はあります。

決して、この存在に意識を向けるというのは、新しいアイディアではなくて、禅でも意識を向けるということはやります。そして、偉大な師ドイツのエックハルトは、神はビーイング存在であると言っています。

(ルイさん)
でも、存在に意識を向けるというんですけれども、そのとき出てくるフィーリングは、どんなものなんですか?

(ティム)
これは逆ですよ。私は、あなたに、その存在の中に浸透していきなさいと。あなたの体験するフィーリングは何かは、あなたが私に言ってください。そして、次回会ったときには、約束してください。そのフィーリングが何か、私に教えてください。

(Nさん)
今まで私が学んできたものは、自分もこの世界も幻想だと、その幻想性を見破るものに取り組んできました。
でも、今日、自分も、この世界も、すべての存在はリアルなんだ、というティムの話で、最初すごい混乱して、今もまだちょっと混乱はあるんですけれども、自分が本当に存在しているという方が、私の実感では確かにそうなんです。
その自分が感じているリアルから見ていくということなのかなと思うんですけれども、
今日ティムの話を聴いていて、このリアルな私と、ワンネスの1対1の神聖な関係みたいなものを感じて、皆それぞれ一人ひとりがワンネスとそういう関係を持っていて、だから、それは同時にワンネスであって。

(ティム)
すごくいい説明で、私も気に入りました。

(一部省略)

あなたは存在しているんです。あなたはリアルな世界で、リアルな存在です。
どうして、そういうことを言わなきゃならないような世界に、私たちは身を置いているんでしょうか?
あなたは、世界と関係を持っている個人であると同時に、あなたは宇宙から生まれてきたんです。あなたは宇宙から出てきた存在なんですよ。だから、あなたは宇宙なのです。それ以外に何であり得るでしょうか。創造する宇宙が宇宙を創って、また別の存在があなたを創ったというわけでしょうかね。
ですから、気づくべきことというのは、私は宇宙なんだ、そして、その宇宙と相互に関係性を持っているんだ、ということです。

お互いとこれからゲージングするときに、それを本当にお互いの中に見ましょう。素晴らしいパラドックスではありませんか。リラックスしましょう。サイキであり、身体であり、宇宙であり、もうすべて、それにリラックスしていきましょう。

皆さんを愛してます。またこうして会えたこと、本当に素晴らしいです。
スコット、あなたは、私のハートの中に、そして皆のハートの中にいます。あなたのことを祈っています。愛を送っています。
私たちは、愛で、皆、繋がっています♡ ありがとう♡

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