TEDxバークリーの動画が届きました

ティムは2019.3.9にアメリカのカリフォルニア州バークレーで開催された
TEDxバークリーのスピーカーとして選ばれ、
1700名の観客に革新的なティムのスピリチュアルなアイディアを分かち合いました。
ティムのスピーチの動画がアップされました。
日本語の字幕は作業中です。それまでは以下の翻訳をご覧ください。

ティムTEDxバークリースピーチ
「私たちは賢いサルなのか、不滅の魂なのか?」

こんにちは、ティム・フリークです。私の苗字は本当に(変人という意味の)「フリーク」と同じ発音です。そんな名前で学校を出たら、ちょっと変わったことをする人になりますね。私はフィロソファー(哲学者)になりました(笑)。

私の言うフィロソファーとは、深遠で神秘的な、私たちの人生体験の意味を見いだせる者を指しています。

一般的に、物事を一番よく説明できるのは科学だと思います。しかし、時には何かもっと深遠なことが起きているのではないかと思うのです。 そこで、私はスピリチュアリティに目を向けました。そして、理性を重んじるフィロソファーとして、科学の知識とスピリチュアルな叡智をひとつの理解へ統合できないものかと願ったのです。

そんな思いで、アインシュタイン、ボア、パウリなど、偉大な科学者について学んでみると、彼らも、この統合こそが近代最大の知的課題だと考えていたのですね。何故なら、科学とスピリチュアリティを統合できたら、人類文化における最大の分裂を解消することができるからです。問題は、その両者が全く違ったことを唱えていることです。

殆どのスピリチュアリティは、私たちが意義ある旅をしている不滅の魂だと言います。一方、科学は基本的に、私たちは偶然発生した宇宙に存在している賢いサルだと言います。そして「一体これは何なんだ~?」(笑)と問ううちに、消え去ってしまう存在だと。

ここで、この相反する視点を和解させる3つの過激なアイディアを紹介したいと思います。それは、スピリチュアルな概念を科学的な進化論の文脈に当てはめたものです。

今日、宇宙のあらゆるものが進化してきたことは周知のとおりです。 138億年前、宇宙は水素とヘリウムでできていました。そして、その原始ガスは、あなたや私へと変容し、この会場で今まさにその原始ガスについて論じています。 なんと途轍もないヴィジョンでしょう。

私は、このヴィジョンがスピリチュアティの唱える魂の概念を、斬新な方法で理解する助けになると思うのです。

まず、進化当初100億年の間に、物理的宇宙が出現しました。それから生命が誕生し、その後に、前例のないサイキ(魂)が出現したのです。このサイキの中で、私たちは思考や記憶、夢を体験しています。

「サイキ」という言葉は、ギリシャ語で「魂」を意味します。同じ意味の言葉は数多くありますが、表面的な違いを除けば、それらは皆、人間は肉体と魂からなるという太古の教えを明らかにするものです。

今ここで、みなさんはそれを自分で確かめることができます。まず、感覚の流れを体験していることを意識してみましょう。あなたは見て、聞いています。それは、肉体感覚の世界。同時にあなたは他の体験、つまりイマジネーション(想像)や思考の流れを体験しています。それがサイケ/魂です。

よく注意して観てみると、普段は当たり前と思っていても、実は意外なことがあるのに気づきます。それは、「サイケ/魂」の中身が物質ではないことです。サイケは物質界に存在していないのです。

ここで興味深いのは、原始物質が非物質の「サイケ/魂」へと進化したという点です。しかし、科学は、「サイキ」を脳から湧き上がるイマジネーションの泡みたいなものだと捉えています。一方、スピリチュアリティにとって「サイキ」は非物質次元の存在であり、いろいろな名前がつけられています。

チベット密教では「バードゥ」、スーフィー教では「想像の領域」と呼ばれています。サイキはイマジネーション(想像)ですが、科学が捉えている実態のないものではありません。むしろイマジネーションは、現実を超越したレベルにあるのです。

私が提案するのは、スピリチュアリティの正当性であり、魂/サイケを非物質の次元で捉える可能性を認めることです。 ただ、魂の次元が永遠なるもので、人間はそこから物質界に落ちてきたとする伝統的な見方ではなく、魂の次元も他のすべてと同様に進化のプロセスを経て出現したということです。 つまり、物質が生命の生態系へと進化し、さらに想像の領域を形成するサイキの生態系へと進化したと。

ここで、みなさんに考慮してほしい最初の過激なアイディアは、「サイキ/魂」が進化のプロセスを経て、非物質次元の存在として出現したということです。 

では、この拡大した進化論において、私たちの人生の旅路にはどんな意味がありえるのでしょう? 

これをトライしてみましょう。みなさんが、肉体の感覚を通してここで目にしているのは(自分を指して)、変てこな服を着て、奇妙な音をだしているサルです。 しかし、サイキの中で、あなたは意味を認識します。奇妙な音には意味はありません。音波にも意味はない。意味は、魂の中に存在しているのです。

物質界では、すべてが因果関係によって繋がっています。一方、サイキの中では、様々なアイディアが意味を通して繋がり、概念的なストーリーを生み出しています。

ここで、もう一つ興味深いことが言えます。それは因果レベルの現実が、物語レベルの現実へと進化したということです。だから、私たちは人生をストーリーとして体験しています。お互いと出会う時、私たちはストーリーを分かち合います。「元気?」「最近どう?」とかですね。

科学は、因果関係を理解する上で助けとなる素晴らしいものですが、物語レベルには対応していません。 例えば、誰かに映画のDVDを提供して、「どう思った?」と尋ねた時に、「僕の研究によれば、それはディジタル情報で、ディスクに録画され、スクリーンにピクセルを投影するものだった」という答えが返ってきたとしたら? 確かにそれはそうだけれど、的外れですね。 肝心なのは、ストーリーをどう思ったかということです。還元主義の科学者たちは、少々こんな感じです。

スピリチュアリティは、あなたのストーリーを大切なものだと言います。 あなたに起こることはただの偶然ではなく、時として人生はあなたに何かをさし示し、導き、教訓を与えるものだと。 

不思議なシンクロにシティは起きます。まるでマトリックスがぶれたかのように。そして夢のように隠れた意味が示される。みなさんにも、そんな体験はあるでしょう。それは信じられないくらい頻繁に起きることだからです。

では、人生がマジカルになる時、そこには一体何が起きているのでしょう?

私が提案するは、この「物語の領域」が私たちに起こることへ影響し、何かしらの意味ある方法で人生のストーリーを形作っているということです。私は、物語が引力のように宇宙の自然な働きであると考えるようになり、それを「ナラティビィティ(物語力)」と呼んでいます。それが私たちの人生のナラティブ(物語)を形作るからです。

私の人生からひとつの例を挙げましょう。ある研究で、古代エジプトの女神オシリスについて考察していた時のことです。大きな本が本棚の上から落ちてきて、目の前であるページがぱっと開きました。

どうして本が落ちたかは、因果関係から理解できます。電車がガーッと通過して、家が揺れた。本棚は私が作ったもので、私は器用じゃない(笑)。全体がぐらついて、本がばさっと・・・。でも、その本はシンクロニシティという言葉を造語したユングの著書「Misterium Conjunctionis(結合の神秘)」だったのです。たまたま開いたページは、ユングがオシリスを話題にしている箇所でした。これがまさにならナラティビティ(物語力)で、私のストーリーに貴重な瞬間をもたらしたのです。

時には、夢の次元が人生を夢のようにさせます。でも、どのように? ナラティビティと因果関係は、一体どのように相互作用するのでしょう? 

こんな類似があります。現代物理学の素晴らしい洞察のひとつに、物質界は目で見える世界と異なっているという説があります。根本的に、物質は情報だと理解する必要があるというのですね。つまり138億年をかけて進化してきたものはすべて情報だと言うわけです。(まわりを見渡して)これは情報なのだと。

確かに今日、私たちはコンピューターで情報を操作して仮想現実を作ります。2進コードだけを使い、エキサイティングなストーリーの魅力的なゲームを作ることも可能です。
そして、これら全ての情報レベルは、統合された全体として相互作用しあっています。

私は、進化する宇宙にも同様なことが起きていると提案したいのです。つまり「物質」レベルの情報が、「物語」レベルの情報へと進化し、全てが統一した全体として一緒に関わりあっていると。

ここで、みなさんに考慮してほしい二つ目の過激なアイディアがあります。それは、物語の次元が私たちに起こることへ影響し、時として私たちの体験を意味あるもの、マジカルなものにするというアイディアです。

この時点で、「魂の不滅」について考えてみましょう。この進化の哲学に照らして、永遠を意味する「魂の不滅」とはどのように理解しうるものなのでしょう?

科学は、肉体が死んだら、サイケ(魂)も消滅すると言います。一方、スピリチュアリティは、肉体の死後、感覚体験は停止するけれど、イマジネーション、サイケ、魂の体験は継続すると言います。それは、数多くの臨死体験者によっても供述されていることです。こういった体験はまるで夢のように思えます。何故なら夢だからです。かといって、実在しないものではなく、最先端で出現している現実「想像の領域」での深遠な体験なのです。これは「共有する夢」であり、オーストラリアの原住民が「ドリーミング」と呼ぶものです。

肉体が死ぬと、魂はドリーミングの中により深く入っていきます。しかし、サイキ(魂)は肉体なくして、どのように存在できるのでしょう?

ここでもう一度、コンピューターの例を見てみましょう。私たちはコンピューターを作った時、技術的問題が起きる度に全ての情報を失うことがないようにと願ったのですね。
そこで、コンピューターに情報を局所的に保存し、同時にクラウド上でも非局所的に保存させることを考えつきました。だからコンピューターが壊れても、情報はクラウド上に存在しているわけです。

私が提案するのは、進化する宇宙もこれと同様に、肉体の死によって個のストーリーが終わらないよう賢い方法を生み出したということです。なぜなら人間は、肉体の物質レベルと魂の非物質レベルの情報として同時に存在していて、肉体が死んでもサイキは魂の次元で存在しつづけるからです。

さらに提案したいのは、「死」も「魂の不滅」も進化のプロセスにおいてどちらも必要だということです。死は、「種」が進化するために必要不可欠です。古きものが一掃されるから、新しい「種」が誕生できるわけですね。一方、魂の次元では、進化の方針が変化したように思われます。つまり進化は「種」だけに限らず、「個」にも及ぶようになったのです。

死は、種の進化にとっては有用ですが、個の進化にとってはそんなによいものといえません。しかし、不滅のサイキ(魂)が出現しはじめたことは、個々の魂が肉体の死後も進化し続けることができるようになったことを意味します。これ(魂の不滅説)は、多くの伝統的スピリチュアリティが唱える中核的概念でもあります。

さてここで、みなさんに考慮してほしい3つ目の過激なアイディアがあります。それは、生物学的な「生と死」が不滅の魂へ進化したという考えです。ここまで皆さんと一緒に探求してきた哲学の本質は、現代の進化宇宙論の枠を拡げることで、科学とスピリチュアリティの統合を可能にすることです。進化論は、人類の極めて偉大な業績です。なぜなら、それによってあらゆることをひとつの壮大なストーリーの中で理解することが可能になるからです。

もともと進化論は、「すべての生命体は進化してきた」という驚異的な気づきがきっかけで誕生したものです。そして約100年前にビッグバン理論が発表されて以来、なんと、それ以前に物質的な宇宙が出現していく進化段階があったことが判明したのです。
そして今、私は、それに匹敵するくらい重要な第三段階の進化が起きていることを提案しています。つまり、生命が誕生した後、魂の次元とそれに付随するものが出現してきたということです。そうすると、「あ~」と納得がいきます。科学とスピリチュアリティは一見矛盾するように見えますが、実は相補的です。なぜなら、両者は同じ壮大な物語の中で、異なる進化段階に対応しているからです。

最後に、次のアイディアをみなさんに投げかけたいと思います。人類は現在、これまでの素晴らしい業績にも拘わらず、道に迷っているように思えます。なぜなら、従来の宗教的観念は不合理で旧式なものになっている一方、現代科学はパワフルでありながら、文字通り魂のないものになっているからです。

私たちは、存在の性質に関する新しい理解を緊急に必要としています。それは、科学の知識とスピリチュアルな叡智を組み合わせることで、私たちに情報とひらめきをもたらしてくれるような理解です。

私は、みなさんと今日一緒に探求してきたこの「進化の哲学」が将来における世界観の基礎となりえると考えています。私たちは、まだそこに行き着いていません。しかし、現実に関する新しい理解はいずれもたらされるでしょう。その時、私たちの世界観や生き方は劇的に変容するはずです。そして、科学が登場した時代と同じくらい人類の文化に大きな飛躍をもたらすでしょう。あるいは、それ以上の飛躍をかもしれません。

ご清聴ありがとうございました。

清里リトリートを終えて

日本初となる宿泊型リトリートを終え、
また来年、皆様と清里でお会いできることを楽しみにして、
ティムは無事にイギリスへと旅立ちました。
ティムのリトリートを終えたつぶやきの動画があります。
トップページからご覧ください。

清里駅にて音楽を聴きながら ティム・フリーク

小淵沢駅にて ティム・フリーク

旅立ちのとき ティム・フリーク

ティムが日本に到着しました

桜が最後の美しさを見せる東京に、ティムは元気に到着しました。
長旅の疲れもみせず、桜を楽しみながら、
もうすぐ皆さまと清里でお会いできることをとても楽しみにしていました。


TIM FREKE/ティム・フリーク



TEDxバークリーで革新的なスピリチュアルをプレゼン

ティムは2019.3.9にアメリカのカリフォルニア州バークレーで開催された
TEDxバークリーのスピーカーとして選ばれ、
1700名の観客に革新的なティムのスピリチュアルなアイディアを分かち合いました。

TEDとはTechnology Entertainment Designの略です。
ニューヨークに本部があり、価値のあるアイデアを世に広めることを目的として、
世界中の著名人による講演会を開催し配信している非営利団体です。
ビル・クリントン元アメリカ大統領、U2のボノ、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズも
登壇したことのある講演会としても知られています。
日本ではNHKのスーパープレゼンテーションで放送されたことで有名になりました。

TEDxは、TEDからライセンスを受け、TEDの精神にのっとって、
世界各地で開催されているカンファレンスで、現在、世界133カ国に拡大しています。
日本では2009年にTEDxTokyoが発足して以来、爆発的に増えています。

TIM FREKE/ティム・フリーク


アメリカ5都市で8つのプログラムを開催

ティムは2019/3/6~3/16にアメリカツアーを開催しました。
アメリカ5都市で、TEDxバークリーでのスピーチも含めた
8つのプログラムが行われ、多数の参加者をインスパイアしました。

今回のアメリカの旅では、ケン・ウィルバー(『進化の構造』『宗教と科学の統合』などの著作で知られるアメリカの現代思想家)をはじめ、ブライアン・スイム(数学的コスモロジーの研究者)、一流の脳外科医などの各界で活躍する有識者らと対談し、これからの世界に必要となる深遠なアイディアとビック・ラブの体験を共有しました。対談の様子は動画配信される予定です。また、ツアー中、ティムはガイアTVに出演し、Regina Meredithのインタビューを受けました。


コロラド州ボルダーで開催された
ティムのワンデイ・ワークショップに、
ご夫婦で参加された生物学者の方の感想をご紹介します。

「マジカルな一日でした。参加者の誰もが、
このセミナーが終わってほしくないと思っていました。
そして、わたしはセミナーで得たことが続くようにと願っています。
今日のセミナーに参加した後、個人として、カップルとして、
そして、ワンネスの全体性を構成する一員として、
以前とはまったく異なる人生になると、妻もわたしも感じています。
ティムがこれから設立するICUが、このセミナーで行われていたことを
未来にさらに広げていく一つの方法となることでしょう。」


また、2019年4月6日に、ティムは、ワンネスに目覚めて生きる
国際的なコミュニティー(ICU)を創設します。
清里リトリートでも、ティムはICUについて、
参加者の皆様にそのアイディアと情熱を分かち合う予定です。

ワンネスを体験し、
ワンネスの視点で物事をとらえ、
行動していく人たちが増えると、
その人自身だけでなく、経済活動や生活そのもの、
そして社会や世界全体が変容していくことでしょう。

清里リトリートにおけるワンネスの体験と共に
今後のICUやティムの活動の展開にもご期待ください。

TIM FREKE/ティム・フリーク
Regina MeredithとのガイアTVでのインタビューが行われたスタジオで、
ティムのパートナーのデービーと共に。